フケってどんな状態なの？

フケの原因によって粒子の大きさに違いが出ます。

厄介なフケ

①カビの一種である白癬菌、マラセチアの繁殖

痒みが発生するため不快感や傷、炎症を起こして悪化しやすいです。アルカリ性を好みます。

②脂漏性疾患

フケの粒子が大きく、昼から夕方頃に強い痒みが発生します。皮脂分泌量が多く、安定した皮脂膜が作れていない方が発生しやすいです。マラセチアが増殖しやすく、皮脂膜が酸化した刺激も受けます。

③尋常性乾癬

フケの粒子が細かく、痒みと紫斑（小さな皮膚内の出血）が発生します。ビタミンDの形成不全による発症が多く見られます。

フケの原因

フケが発生する原因は様々です。ある１つの原因が関連して次の原因を招くこともあります。

①乾燥

健康な肌は弱酸性（pH4.5～6.0）です。これは人間の機能と皮膚に住み着いている細菌たちが作り出した結果です。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。→健康な肌が弱酸性なのはなぜ？

乾燥は肌がアルカリ性に傾きやすくなります。

②殺菌、抗菌剤の長期使用

シャンプーなどに強い殺菌、抗菌剤が含まれていて長期使用した場合、それが皮膚の細菌バランスを壊して乾燥、刺激に敏感な肌を招きます。耐性菌（それまで効果のあった成分が効かなくなった菌）も発生しやすくなるため、殺菌、抗菌成分も効き辛くなっていきます。

③強力な界面活性剤

シャンプーなどの洗浄剤には界面活性剤が含まれており、それによって油汚れを落とします。強い作用の物では必要以上に皮脂膜を落としてしまい、乾燥や敏感肌を招きます。優しすぎると汚れが残り、それが肌にとって刺激になります。

④石鹸シャンプーによる影響

肌トラブルが起きると石鹸に変える方は多く見られます。しかし、それによって悪化することもあります。

石鹸は弱アルカリ性（pH9.0～11.0）に傾けて皮脂や角質を落としますが、増えて欲しくない菌にとって好環境になってしまいます。

酸リンスをすることで弱酸性に戻すことも出来ますが、サッと流すだけでは不十分です。

石鹸で洗うと石鹸カスが発生します。それを充分に落とせなければ特定の細菌のエサになって細菌バランスが崩れます。

以上のことからトラブル肌の方にとって石鹸は取り扱いが難しい物なのです。

⑤強く擦る洗い方

しっかり洗いたい方は擦って洗う傾向があります。痒みがあるかたにとって擦ることが快感であることも。

擦ることで肌の保湿因子（NMF）、セラミドが崩壊、流出しやすくなり乾燥しやすい肌になっていきます。

⑥ビタミンD不足

ビタミンDは免疫機能、ターンオーバーの調整をしています。食品からの摂取と皮膚で紫外線を浴びることでも合成、吸収されます。

冬は日照時間が短い上に、肌の露出が極端に減ります。ということは夏よりもビタミンDが不足する確率は当然上がるわけです。

夏でも、外出時に必ず日焼け止めを塗る方には同じことが言えます。

⑦その他、栄養素の不足

・細胞を作るためのたんぱく質

・エネルギー（ATP）に代謝するための炭水化物、ビタミン、ミネラル

・細胞分化を促す亜鉛

・皮膚乾燥を防ぎ粘膜をつくるビタミンA

これらが不足しがちになり、肌トラブルの入り口に立ってしまうのも現代の食事情です。

⑧ホルモン分泌の機能障害

ホルモンは体の働きを調整するという大事な役割があります。

肌はもちろん、内臓機能、血糖値、脈拍…メンタルも左右されるほどの働きを及ぼします。

ホルモン剤を外用するなどした場合、自身でホルモンを分泌しにくくなります。すると肌本来の機能をコントロール出来なくなり様々な肌トラブルが発生します。フケはそのトラブルの１例です。

フケ対策におすすめ３点セット

①黒麗ヘアーシャンプー

天然由来の界面活性剤などを厳選しており、保湿成分も複数配合しています。

擦らなくても汚れにアプローチしますのでトラブル肌の方にもおすすめのシャンプーです。

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②薬用黒麗　育毛剤

天然由来のビタミンE、植物エキス等により皮脂膜の酸化防止、また皮膚の炎症を抑えます。

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③黒麗コレクションエステローション

チャ葉エキス、黄連、アロエエキス、グリシン、アラントイン等の特徴を活かし、

菌のバランスを整えるために開発された製品です。

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